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富 山地方鉄道(鉄道線)
軌道 線はこ ちら

電鉄富山駅 2011.10

地鉄魚津駅に進入する特急うなづき号 2006.5

 富山地方鉄道の鉄道線の魅力は、個人的には何と言っても地方民鉄屈指の営業キロを有することに象徴されるそのネットワーク性≠維持している点だ。お 隣の石 川県の北陸鉄道と比べてもその路線網維持のレベルの高さは際立っていて、電鉄富山駅を発車する様々な行き先の電車を見ると、富山地鉄がいかに充実した路線 を持っているかが実感できる。
 路線網が長いため富山地鉄が見せる表情というものもまた多彩だ。電鉄富山〜稲荷町間の複線区間や高架化された電鉄魚津駅などは都市鉄道らしい特徴である 一 方、電鉄黒部駅や岩峅寺駅などは古い歴史を感じさせる厳かで立派な駅舎が残る。また列車も観光需要に対応した特急や都市間輸送の急行、ローカル輸送の普通 列 車と列車種別が多いのも地方民鉄では珍しいと言えるだろう。

▼富山地方鉄道の輸送人員の推移 (上段が年間、下段が1日当たり)

2003 年度
2004 年度
2005 年度
2006 年度
2007 年度
2008 年度
本 線
4,460 千人
12,186人
4,353 千人
11,926人
4,443 千人
12,173人
4,498 千人
12,323人
4,488 千人
12,262人
4,441 千人
12,167人
立 山線
837 千人
2,287人
800 千人
2,192人
808 千人
2,214人
818 千人
2,241人
802 千人
2,191人
793 千人
2,173人
不 二越 線
455 千人
1,243人
444 千人
1,216人
458 千人
1,255人
468 千人
1,282人
465 千人
1,270人
466 千人
1,277人
上 滝線
768 千人
2,098人
744 千人
2,038人
771 千人
2,112人
782 千人
2,142人
774 千人
2,115人
768 千人
2,104人
重 複分
1,246 千人
1,199 千人
1,216 千人
1,592 千人
1,227 千人

合 計
5,274 千人
14,410人
5,142 千人
14,088人
5,264 千人
14,422人
4,974 千人
13,627人
5,302 千人
14,486人

(『鉄道統計年報』より作成)


▼富山〜魚津間の富山地鉄とJR西日本の比較

富山地方鉄道(電鉄富山駅〜新魚津駅)
JR西日本(富山駅〜魚津駅)
営 業キロ
30.2km
25.5km
列車種別
普 通
特 急  又は 急 行
普 通
特 急
運 賃・特急料金
運賃:750円
運賃:750円+特急料金:200円
(急行は料金不要)
計 950円(750円)
運賃:480円
運 賃:480円+特急料金:730円(自由席利用)
計1,210円
所 要時間
50 分前後
特 急34分程度 急行42分程度 最 短23分
15 分程度
運 行頻度
日 中毎時約2本
(ほぼ30分間隔)
12時台13 時台に特急1本ずつ
17時台18時台に急行1本ずつ
日 中毎時1〜2本
日 中毎時1〜2本


▼富山地方鉄道:不二越・上滝線、午後4〜7時台増発 来年3月末まで社会実験/富山  (2011年9月20日『毎日新聞』)
◇終電延長も
 富山地方鉄道(富山市)はこのほど、不二越・上滝線(電鉄富山〜岩峅寺、17.3キロ)の社会実験を開始した。来年3月末まで、平日の帰宅時間帯を中心 に増発するなどして利用者増を目指す。
 「コンパクトな都市づくり」を目指す富山市が06年に始めたJR高山線の社会実験で、電車の増発や臨時駅の設置などで実験開始前より乗客が13.5%増 加するなど成果が出ている。
 今回は、国と同市から計約1,736万円の補助金を受けて同鉄道が主体となって取り組む。同線の利用者は昭和40年代をピークに年々減少し、現在は1日 平 均約3,300人となっている。
 増発は、月〜金曜の午後4〜7時台に6本、同11時台に1本の計7本。8月までは終電が同10時台だったが、富山ライトレールでも午後11時台の終電が 歓迎されていることもあり、終電の時刻を延長した。今後は11月の供用開始を目標に市が月岡駅に16台分のパーク&ライド用の駐車場を整備するなどして利 用者増を狙う。
 同社では3%の利用者増を目指しており、森雅志・富山市長は「富山地方鉄道やJR氷見、城端線の利用者も少し戻っていると聞いており、この流れで数字も 出るだろう」と成果に期待を寄せている。【青山郁子】

以下作成中」

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