本
社所在地 |
長崎市大
橋町4 番5 号 |
創
立 |
1914
(大正3)年8月2日 |
資
本金 |
2億1千
万円(2011年4月1日現在) |
公
式webサイト |
http://www.naga-den.com/ |
1.長崎都市圏と長崎電気軌道 2.赤迫以北への延伸構想 3. |
![]() 長崎駅前電停を発車する3系統・5000形(3連節車) 2014.2 |
![]() 築町電停 クルマは渋滞しているが路面電車はスムーズに行き交っている 2014.2 |
平
成22年度第1回長崎市都市交通審議会 平成23年1月18日(火曜日)午後2時〜午後4時 議題 2.長崎市北部地区の交通円滑化の考え方について H委員 長崎市が決定した北部延伸の断念は、要するに赤迫から北部の方に1メートルも伸ばさないという意味の延伸断念なのか。 事務局 長崎市としては六地蔵を含む滑石地区までの北部延伸についての検討の継続を断念したということである。 I委員 私個人としての意見であるが、道ノ尾駅まで伸ばすことができればいいような気がするが。 事務局 確認であるが、赤迫電停から真っ直ぐ伸ばすのか、JRの線路を活用して伸ばすイメージなのか。 I委員 赤迫電停から真っ直ぐ伸ばすイメージである。 事務局 軌道を導入する場合、単線で伸ばす方法と複線で伸ばす方法がある。単線で伸ばそうとしても3メ−トルくらいの空間が必要で、複線になると 6.5メ−トルくらいの空間が必要になる。 当然その空間を道路の中に確保する必要があるので、車線を減らすか、或いは、歩道をカットすることになる。また、今の道路の車線数を確保した 上で広げようとすれば、両サイド或いは片側の用地買収する必要があり、莫大な事業費を要する。また近年は、沿線の土地利用が進んでおり、遊技場跡地にマン ションが建ったことにより更に事業費が増加する可能性がある。 今の車線数を減らして軌道を入れる事に関しても、国道206号が北部方面の幹線道路であるので、車線数を減らすことも難しい。このようなこと から赤迫電停から北の方に伸ばすことはかなり難しいと考える。 A委員 今回の議題は出来るのかどうなのかは別にして、単純にアイディアとして出しているだけなのか。 事務局 今現在、赤迫電停周辺を含め具体的なイメージは描いていない状況である。今回議題として提案させていただいたのは、アイディアを賜りたいとい う趣旨からである。しかしながら、皆様から頂いた意見でも、場合によっては用地買収など事業費が膨むという観点から難しくなることは現実的にあると考え る。 A委員 現時点ではバスや電車の事業者と協議を進めている段階ではなく、ただ北部の交通の円滑化についてこのようなイメージが良いではないかという意 見を出しあう場として理解する。 事務局 今後、電気軌道やバス事業者、タクシー協会などの交通事業者と協議しながらイメージを具体化し、それが整理できた段階で都市交通審議会にお諮 りし、ご意見等をいただければと考える。 E委員 北部地区の交通円滑化方策の中で一番有効なのは道ノ尾駅の行き違い設備だと考える。 現在、浦上駅を出ると長与駅まで単線となっており、これ以上ダイヤが入らない状況である。元々道ノ尾駅は三線あったと記憶しているが、スペー ス的には十分あるので、複線化すれば効果的であると考えるが、これは基本的にJRの事業なので、この件に長崎市がどれくらい関われるのかを教えて頂きた い。 それともう一点がパーク&ライドの概念である。長崎市の場合、パーク&ライド方式は難しく、理由として長崎は非常に公共交通機関が便利だか ら、長崎市内で自動車でしか移動できない方はあまりいないと思う。このような状況で、パーク&ライド方式を実施すると、もともとバスで来ていた方が駐車場 まで車で移動するので、そうすると財政的にバス業者が厳しくなり、その結果、道路が逆に混んでしまうことになる。よって、パーク&ライドの考え方自体はす ごく大事であるが、注意して施策を進めて頂きたい。 事務局 鉄道施設の改良は、JR九州が主体となってやるべき事業だと考える。整備に当っては、何らかの国の補助等があると思うので、その補助制度を活 用してJR側で整備することになると考える。その時、どこまで長崎市が関与できるのかは、道ノ尾駅自体が長与町域内にあるので、長崎市と長与町でどのよう な関わり方をするべきかのか、これから検討をしていきたい。 会長 今後、長崎市側で具体的に北部交通円滑化のための検討をお願いしたい。 |
長崎市
へのご意見・ご提案等の紹介 ご意見(要旨) 【滑石への電車延伸】 現在、滑石地区の滑石口から大神宮前交差点付近まで道路の拡幅工事がなされていますが、温暖化防止の観点から全国的に市電が見直されていることでもありま すし、赤迫から大神宮前までの電車延伸を計画してはいかがでしょうか。 【2011年06月01日回答】 回答 【交通企画課】 路面電車は、本市の特徴的な公共交通機関として、多くの市民や観光客に利用されており、さらに、環境にもやさしい乗り物であることから、その利用促進を図 る必要があるものと認識しております。 そこで、団地開発等により人口が集中する本市北部地区の交通の円滑化及び地域住民の利便性の向上を図ることなどを目的に、ご提案の路面電車の北部延伸に ついて、過去に、道路管理者や軌道事業者などの関係者と検討・調整を行ってきた経緯がございます。 しかしながら、軌道延伸に伴う道路拡幅のための用地買収等に莫大な事業費を要することや採算性が期待できないこと、さらには、延伸に伴う他の公共交通機 関との競合により路線バス利用者の減少が見込まれることなどの理由から、路面電車の北部延伸を実現することは、極めて困難であると考えられるため、構想そ のものを否定するものではありませんが、検討を継続することについては、断念したところであります。 なお、市北部地区における道路交通の円滑化や公共交通機関の利用促進を図るための方策として、具体的に、JR長崎本線道ノ尾駅を中心とした交通結節機能 の強化や赤迫交差点付近の改良について、引き続き、関係者とともに検討していくこととしておりますので、ご理解いただきますようお願いいたします。貴重な ご意見をいただき、誠にありがとうございました。 |