本
社所在地 |
北九州市
小倉南区企救丘二丁目13番1号 |
設
立 |
1976 (昭和51)年7月31日 |
資
本金 |
30億円 |
公
式webサイト |
http://www.kitakyushu-monorail.co.jp/ |
1985年10月 |
1990年10月 |
1995年10月 |
2000年10月 |
2005年10月 |
2010年10月 |
|
小倉北区 |
214,149 |
202,051 |
194,194 |
187,684 |
183,286 |
181,936 |
小倉南区 |
189,236 |
193,444 |
204,975 |
213,372 |
214,624 |
214,793 |
小 計 |
403,385 |
395,495 |
399,169 |
401,056 |
397,910 |
396,729 |
(北九州市計) |
1,056,402 |
1,026,455 |
1,019,598 |
1,011,471 |
993,525 |
976,846 |
▼経営難の北九州モノレール 2両編成も視野 検討委
(2003年12月18日『西日本新聞』) 【北九州】 モノレールを運営する第3セクター「北九州高速鉄道」の経営検討委員会(委員長・黒川洸東京工大名誉教授)の第2回会合が17日、小倉南区 企救丘の同鉄道本社であり、同社が経費節減のため、朝夕のラッシュ時を除いて、将来的に現行の4両編成を2両編成にすることも視野に入れ、検討しているこ とを明らかにした。 また、黒川委員長は今後の経営形態として(1)現状維持(2)市が負債や車両などを買い取り、運営を第三者に委託(3)市が買い取った上で運営主体とな り、運行業務だけを委託(4)市が負債を買い取り、民間会社に売却(5)モノレール事業自体をやめる―の5つの選択肢を示した。現実的には(2)か(3) が有力とみられる。 同社は現在、市に対して約280億円の借金を抱えている。1998年度からは単年度黒字に転換したが、85年の開業以来の累積損失は 約257億円に上っており、苦しい経営が続いている。一方で、数年後には車両や設備の更新期を迎え、多額の資金が必要となることから、経営の抜本的見直し が迫られている。 |
▼北九州モノレール3月1日ダイヤ改正 小倉発最終便20分繰り下げ
(2004年2月29日『西日本新聞』) 北九州モノレール(小倉〜企救丘、8.8キロ)は3月1日から、平日分のダイヤを改正する。休日のダイヤは現行通り。 変更されるのは、(1)小倉発の最終便を現行よりも20分繰り下げ、午後11時55分発の便を増発(2)午後8時台も1便増発の6本とし、8時から10 分間隔で運行(3)午後9時台の運行を、9時から15分おきに変更―の3点。 最終便の時間繰り下げによって、新幹線小倉駅着の最終便(上り午後11時47分、下り同11時39分)から、モノレールへの乗り換えが可能になった。ダ イヤ改正は、モノレールがJR小倉駅まで延伸した1998年以来6年ぶり。平日の運行本数は現行から2本増の計105本となる。 |
▼100円モノレール 小倉都心に 運営3セク検討
(2004年3月2日『西日本新聞』) 北九州市モノレールを運営する第三セクター「北九州高速鉄道」が、小倉都心での「100円運賃」導入を検討していることが1日、分かった。同鉄道と九州 運輸局がすでに協議を始めており、実現すれば小倉伊勢丹の開業などでにぎわいを増す小倉都心の回遊性がさらに高まりそうだ。 百円運賃が検討されているのは、JR小倉駅と連結するモノレール小倉駅〜平和通駅〜旦過駅間。現在は小倉駅から平和通駅までが150円、旦過駅までが 170円。 末吉興一市長が昨年末、市職員から募ったソフト政策のアイデアに「100円モノレール」があり、市長がさっそく同社に検討を打診した。 ただ、同モノレールは約257億円の累積赤字を抱えており、市では現在、第三者委員会で経営の見直しを検討中。同区間の乗客数が現行通りなら、値下げで 年間1,100万円の減収となるため、同運輸局も「経営見直し策の全体をみてゆきたい」と話している。 |
▼北九州モノレール 公金救済論強まる 280億円、放棄か資本金に
(2004年3月2日『西日本新聞』) 北九州モノレールを運営する第三セクター「北九州高速鉄道」の経営改善を検討する第三者委員会(委員長、黒川洸東工大名誉教授)は1日、第3回会合を開 いた。会合後の記者会見で黒川委員長は「公的資金を入れざるを得ない状況が、かなり強くなってきた」と述べ、市が同社に貸し付けている約280億円を放棄 したり、資本金に振り替える案が有力との見方を示した。 会合で同市は、モノレールを廃止した場合、車の交通量が1日1万5千台増え、レールの取り壊し費用などで約340億円かかると説明。また、公共交通機関 では国内に限らず、外国でも公的負担が一般的となっている事例を列挙した。これを受け、委員会では今後、公的資金による救済を前提に議論することになった という。市の債権約280億円を具体的にどうするかや、車両更新など新たな設備投資費の調達方法については今後、具体的に詰める。 また、委員会では「会社再建のため増資する場合は、市民から出資を募ってはどうか」などの意見も出された。 |
▼北九州市モノレール 2両編成化が有力 第三者委 「公設民営」軸に検討
(2004年5月21日『西日本新聞』) モノレールを運営する第三セクター「北九州高速鉄道」の経営見直しを検討する第三者委員会(委員長・黒川洗東京工大名誉教授)の第4回会合が20日開か れ、車両の更新費用として4両編成を維持した場合は153億円、2両編成にした場合は135億円となる試算が市当局から示された。 委員会では、経費を抑えるため今は4両編成で10本ある車両を、2両編成で12本(1本だけは4両のまま)とする案が有力になっている。朝のピーク時 (午前7時半から同8時半まで)には運行を今の6分間隔から5分間隔とすることで、混雑を緩和するという。 また、同社は市からの借入金残高が275億円に上り、毎年5〜6億円ずつの返済を続けても今後50年近くかかることから、委員会は「現在の経営形態では 車両更新も債務返済も困難」とも結論付けた。今後は市が借金を“棒引き”し、更新費用も負担したうえで、現在の第三セクターか別の民間会社に経営を委託す る「公設民営化」案を軸に検討が進む見通しとなった。 委員会には、同社の2003年度決算見込みと運輸実績の速報値も報告された。当期損益は2億4,800万円の黒字となり、6年連続の単年度黒字を維持し た。輸送人員は約1,153万人で、前年度比で0.3%の微増。市では「全国的に公共交通機関の輸送人員は減っているが、小倉伊勢丹の開業効果などがあっ たのではないか」と分析している。 |
▼北九州モノレール9日開業20周年 経営再建が緊急課題 利用者に定着
(2005年1月9日『西日本新聞』) 北九州都市モノレールが9日、開業20周年を迎える。1985年1月の開業以来、これまで2億人以上の乗客を輸送し、基幹的な交通手段として定着した。 だが一方で、運営する北九州市などの第三セクター「北九州高速鉄道」は債務超過状態が続き、経営見直しが喫緊の課題。昨秋には第三者委員会による提言も出 され、再建に向けた取り組みが続いている。 モノレールは、国道322号の慢性的な渋滞緩和や、小倉南区と都心部を結ぶ交通手段として建設。平和通〜企救丘間の12駅、8.4キロで開業し、98年 4月にはJR小倉駅乗り入れが始まり、現在の13駅、8.8キロとなった。 計画段階では1日平均6万5千人の利用を見込んだが、実際は3万人台で推移。小倉駅乗り入れ後は単年度黒字に転じたものの、借入金の返済は進まず、債務 残高は2003年度末で275億円。民間からの資金調達も困難で、経営を大きく圧迫している。 ただ、利用者には存続は不可欠。市が昨年実施した市政モニターアンケートでは、74%が「残すべきだ」と回答。通勤に利用する小倉南区の会社員男性 (49)も「経営は厳しくても、モノレールがなければ今の生活は成り立たない」と話す。 こうした声を踏まえて第三者委員会は昨年11月、債務を株式化して市が引き取るなど見直し策を提言。ただ、事実上の借金の“棒引き”となるため、公金の 支出に批判も起きそうだ。 市は「提言は尊重する」とした上で、「自治体としてはあまり例のない手法であり、弁護士らと協議を続けている。年度内には一定の方針を出す」と話してい る。 ◇ ◇ 開業20周年を記念して9日午前9時から、小倉駅で新成人を対象に記念乗車券を無料配布する。先着200人で成人式の案内状など年齢を証明するものが必 要。 |
▼北九州モノレール、全額減資 市の子会社に
(2005年7月22日『朝日新聞』) 253億円の累積赤字を抱える北九州モノレールを運営する第三セクター、北九州高速鉄道(五郎丸辰彦社長)は21日、臨時株主総会を同市内で開き、資本 金81億5千万円を全額減資するなどの再建計画をまとめた。新たなシルバーパスの発売などを通じて増収を図り、4年後の09年度に1億6千万円の単年度黒 字を目指す。 同社の再建計画を巡っては、市議会が6月、市の初期投資費約270億円を事実上放棄する議案を可決。同社はこの270億円を増資にあて、11月末をめど に市の100%子会社として再スタートする。五郎丸社長は「減資に応じていただいた市や関係者に感謝している。今後は自立経営を目指したい」と話してい る。 検討中の増収策として、06年度から月額4千円程度の高齢者フリーパスの発売や、07年度以降に平和通、志井、城野、徳力嵐山口、旦過、競馬場前の6駅 を無人化することなどを発表した。 |
▼北九州モノレール 8期連続で黒字維持 利用客減も経費など削減
(2006年6月24日付『西日本新聞』朝刊) 北九州モノレールを運行する第3セクター「北九州高速鉄道」(瀧谷嘉彦社長)は、2005年度決算を発表した。利用客の落ち込みなどで運輸収入は減少し たが、経費などの減から当期純損益は1億6,700万円の黒字。JR小倉駅までモノレールを延伸した1998年度以来、8期連続となる単年度黒字を維持 し、黒字幅も前年度比で7,300万円の増となった。 同社によると年間の利用客は1,103万人で、前年度に比べて31万人の減。1日平均では3万237人だった。 運輸収入は20億1,500万円(前年度比6,000万円減)で、雑収入を含めて本業の売上高を示す営業収益は21億5,700万円(同5,300万円 減)だった。一方で電気料金の値下げや修繕費の減から営業費は19億5,800万円(同1億700万円減)となり、営業損益は19億9,000万円の黒 字。営業外損益や法人税など加味した当期純損益も黒字となった。 同社は昨年9月、市からの借入金残高約283億円のうち、270億円を株式化する事実上の「借金棒引き」で、累積損失を解消するなどして経営改善を進め ている。 |
▼北九州モノレール 小倉〜平和通〜旦過間 来月1日から1コイン
(2006年10月19日付『西日本新聞』朝刊) 北九州モノレールを運行する北九州高速鉄道は18日、小倉、平和通、旦過の3駅間の運賃を100円にする割引切符を11月1日から販売すると発表した。 通常運賃(大人)で小倉〜平和通の150円、小倉〜旦過と平和通〜旦過間の170円がいずれも100円になる。期間は来年3月末まで。 旦過駅付近には市場や市立医療センターがあり、買い物や通院、見舞いなどで訪れる人の利便性を高め、ワンコインで気軽に移動できる足を確保しようと導入 を決めた。大人のみで子どもは通常運賃となる。 同高速鉄道は昨年7月、市からの借入金のうち約270億円を株式化して累積損失の解消に充て、合わせて経営改善計画を発表。サービス向上策の1つとして 1区間100円制度の導入を盛り込み、来年4月からの実施を検討している。このため今回の割引切符は、100円制度の実施に向けた試行とも位置付けてい る。 3駅間の利用客(定期客除く)は1日平均で約410人。期間中は1.5倍の約600人の利用を見込んでおり、同社は「2、3カ月様子を見て100円制度 の導入を正式に決めたい」としている。 |
▼平日の昼間限定 割引切符を発売 北九州モノレール
(2008年12月2日付『西日本新聞』朝刊) 北九州モノレールの平日昼間(午前10時〜午後4時)の運賃を割り引く「平日限定 昼割きっぷ」が1日、発売された。モノレールを運行する北九州高速鉄 道が、歳末商戦で平日でも利用者が増えると見込み企画した。利用できるのは31日まで。 昼割きっぷは、通常運賃(大人)で190円以上の区間が対象。券は5枚セットで販売。通常1枚190円が5枚で650円、同230円が800円、260 円が900円、290円が1,000円で購入でき、いずれも3割程度お得だという。 モノレール全駅の窓口で販売されている。 |